変形性膝関節症

中高年のひざの痛み

あなたのひざにこんなお悩みはありませんか?

  • 立つ、座る、歩くが億劫になっている
  • ヒアルロン酸注射をしているが良くならない
  • 医師から変形性膝関節症と診断された
  • 旅行にも怖くて行けない
  • しゃがむと膝が痛い
  • 歩き始めが痛む

膝の痛みは、正しい知識を身につけることで予防や症状を軽くすることが可能です。

現代社会は寿命も延びています。女性は平均で90歳以上、男性も83歳以上まで生きるのが当たり前になりつつあります。

年を重ねれば誰でも膝が痛む可能性があります。

膝の痛みが起こる仕組みについて正しい知識を身につけることで、早期に手を打って予防することや、痛みがある場合でも症状を軽くする事が可能になります。

変形性膝関節症とは

ひざは、 関節包(かんせつほう)という包みに覆われています。筋力低下や過剰な負荷によって軟骨がすり減ると、軟骨の細かな「削りかす」によって、関節包の内側にある 滑膜に炎症が起きます。

炎症がおきると関節が腫れたり、水が溜まったり、痛んだりします。

つまり膝に水が溜まって痛い」は炎症の結果です。軟骨には神経が通ってないので痛みは感じません。軟骨が削れたから痛いのではなく、炎症が起きることで痛みが出てくるのです。

炎症が起きた状態で軟骨に負担をかけると、さらに軟骨が削れて、それがまた炎症の元になるという悪循環に陥ります。

加齢とともに、軟骨は弾力が失われます。そうなるとさらに軟骨が摩耗しやすくなります。軟骨が摩耗し、炎症がずっと続くと、レントゲンでも分かるくらいに軟骨が減ってきます。また、骨にも影響が出て、骨が硬くなったり、余分な骨ができてきたり、骨がすり減ってきたりします。それが、変形性膝関節症です。

膝の痛みの対応法

急な痛みや腫れにはまず安静

膝痛になる要因として多いのは

・普段運動していない人が急に長く歩いたり

・山登りに行ったり

・運動会で走ったり

・みぞ掃除で立ちすわりを繰り返したり

など日ごろ行わない急な負担をかけた時です。膝の中で炎症が起き、痛み、腫れ、水がたまります。

そうした場合、まず大事なことは、それ以上の負担をかけないことです。

負担をかけたあとにすぐ痛みが収まる程度であれば気にする必要はありません。

翌日まで痛みが持ち越すときは、3日~5日くらい運動を中止して膝関節や筋肉を休ませてください。腫れがある場合は湿布やアイシングも有効です。生活上での負担を減らした動きにしていれば、炎症がおさまって、痛みが徐々に引いてきます。

痛みが減ってきたら、痛む前の半分程度の運動から再開してください。

運動の時だけ痛くて運動を終えたらすぐ消えるような痛みなら気にしなくて構いませんが、翌日、翌々日まで痛みが続くようなら、思い切って休むことが大事です。

1週間たっても治らない時は治療を受けたほうが早く改善します。

変形性膝関節症の治療

痛みの改善にはハイボルト、はり治療などがよく効きます。

水腫が強い場合は伸縮包帯で患部を圧迫してあげると早く楽になります。

初期は動きを抑えていかに早く炎症を沈めるかが勝負です。

膝が何年も痛くて運動量が落ちている方は足腰の筋力もかなり低下しています。

このままの状態では治療で早期に痛みが取れたとしてもまた再発します。

再発予防のために家庭でできる簡単セルフケアも指導しています。極端に筋力低下を起こして太もも内側の筋肉が落ちてが凹んでいる方には電気を用いた筋トレである「楽トレ」が圧倒的におすすめです。

変形性膝関節症の方は、偏平足や回内足だったり足部に不安定性が見られることが多いです。過回内があると一歩ごとに膝がグラグラ動揺します。

過回内がある人で、外で靴を履いて活動する機会が多い方であれば、インソールやしっかりとした靴を履くことで少しずつ膝が良くなります。

御許町はり灸整骨院