慢性腰痛

慢性腰痛とは

3か月以上腰の痛みが続くものが慢性腰痛とされます。(腰痛診断ガイドライン2019より)

なんとなく腰痛になって、だんだん痛みが強くなり、腰が気になる時間が増していきます。

ぎっくり腰やヘルニアなどの激しい腰痛から慢性腰痛に移行するケース。腰部の疲労感が溜まって抜けにくくなり、痛みが強くなって慢性腰痛に移行するケースもあります。

慢性腰痛をこじらせてしまうと自然治癒の確率は低く、症状がずっと続くか徐々に悪化していきます。

痛みの他に腰の疲労感、重だるさ、はり感などの違和感や不快感を感じやすいです。

ぎっくり腰が頻発したりぐらつきや不安定性を訴えることがよくあります。

慢性腰痛の原因は?

原因が特定できない腰痛が全体の85%。病院の検査で原因が特定できる腰痛は15%程度とされています。(腰痛診断ガイドライン2012)

有名な話でいろいろな文献やホームページで引用されています。けっこう衝撃的な話ですよね。

なぜ病院の検査で原因が特定されないかというと、真の原因が、筋肉の痛みや、画像に写らない小さな関節由来だからです。

腰痛の診断は通常病院で行われます。日本ではレントゲンなどの画像診断で診断することが多いです。

もちろん画像診断も大切ですが、レントゲンでは骨しか写りません。骨に異常があった場合は診断が付きますが、その確率は約15%です。

他の約85%は「原因不明の腰痛」という診断になるのです。

原因不明の腰痛をもう少し詳しく検査すると、椎間関節性、筋膜性、仙腸関節性という風により具体的な原因を調べることができます。

具体的には、患者さんの症状をしっかり聞き取り、腰の屈伸時の痛み方や、症状が出ている所をしっかり触診して、圧痛点の位置で原因を絞り込んでいきます。

画像診断ができない整骨院だから、逆に原因不明と言われる腰痛の治療できるのです。

なぜ慢性腰痛になるの

腰には仕事や日常生活をするのに重要な筋肉と関節がたくさんあります。

重いものを持つ時や、中腰の作業時は腰の筋肉をよく使っているということは想像できると思います。

でも実は、立っている姿勢、座っている姿勢を維持するためにも腰の筋肉はかなり使われていて、関節にも常に負担がかかっています。

自分が知らない間に腰に負担がかかり続けて、それが長時間つづくと、腰の筋肉に血行不良が起こり痛み感じ始めます。さらに長期にわたって負荷がかかり続けると、筋肉はどんどん固くなり、腰の関節にも負担をかけていきます。

最初は腰がだるいなどの軽い症状でも、最終的には、腰の筋肉のカチカチになり、血行も悪くなって、常に腰痛を感じてしまいます。

これが慢性腰痛の原因です。

御許町はり灸整骨院の治療法は

当院では、まず患者さんの痛む動作や、筋肉、筋膜の緊張状態、圧痛の分布などを触診で検査し、慢性腰痛の原因となる筋肉や関節を特定します。ハイボルトを使ってより詳しく検査をすることもあります。

次に、マッサージ、ストレッチで筋肉をゆるめたり、骨盤の矯正で、骨盤や胸郭の左右対称性を高める治療を行います。

慢性腰痛の病態は複雑なので、初診時は時間をかけて原因を探します。原因と治療が合わないと、どれだけ治療を行っても効果が出ないからです。

最後にセルフケアを指導します。このセルフケアがとても重要で、きちんとやっていただける方は改善していきますし、再発の可能性もぐんと下がります。

レントゲンを撮影しても「異常なし」や「加齢のせいでしょう」「レントゲンでは少し異常はあるけど…」などと言われた方でもしっかり検査を行えば原因は突き止めることが出来ます。

慢性的な腰痛は時間が経つと勝手に治るというものではありません。症状が悪化しないために早めの治療をお勧めします。

どこに行っても治らなかった腰痛や、長い間悩まされてきた慢性的な腰痛でお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

辛い症状を改善させるために一緒に治していきましょう!

御許町はり灸整骨院